NHKの受信料契約者名簿を委託先(集金業務)の社長が悪用し、特殊詐欺に関与!
というニュースが報道されています。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO51971780Y9A101C1CN8000/
(日本経済新聞HPからの抜粋)
今回の事件で気になったのは…
〇委託先の社長!?
⇒社員が…というのは聞きますが、社長って…
一体どんな会社なんだ??
ちなみに、NHKは集金業務などを委託している委託先を公開しています。
今回の委託先名は公になっていませんが、契約は解除されたと報道されているので、
このサイトにはもう載っていないと思いますが。
NHKは一斉に委託先との契約や各委託先の名簿の管理状況を再確認するべきですね。
https://www.nhk.or.jp/boshu/houjin/jigyousya/
(「放送受信料の契約・収納業務」委託法人が公開されています。)
〇特殊詐欺の裏には名簿あり
⇒詐欺グループは高齢者を狙っています。
最近は、警察官などを装ってキャッシュカードと暗証番号を入手するという手口が多いようですが、
この時、無作為に飛び込んでいるわけではなく、
裏には当然名簿があり、その名簿で狙いを定めて訪問していると思われます。
今回も契約者名簿をもとに対象者を選んだと言われています。
ということは、この名簿が詳しければ詳しいほど(住所、氏名、家族構成、支払い状況などなど)
詐欺が成功する確率が高いでしょうね。
委託先に名簿を渡して業務を委託している場合は、
しっかりと企業としての信頼性や管理状況を確認したうえで業務を委託してほしいものです。
と思ったら、銀行の元職員が顧客情報を漏洩して詐欺に悪用、というニュースも発見。
https://www.114bank.co.jp/
(百十四銀行のHP)
事故の概要はこちら↓
http://www.security-next.com/109496
(Security NEXTのHPから抜粋)
特殊詐欺が後を絶たないのは、そこに名簿があるから。
そしてそれを売る(漏らす)人がいるから。
元を絶たないと特殊詐欺は減らないですよね…