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個人情報保護法改正案 保護委員会への漏えい時の報告期が緩和される!?

個人情報保護法の3年ごと見直しに関して中間整理の内容が公表されました。
法令マニアの皆さん!(おらん?笑)
要チェックです。


ppc202406.png
https://www.ppc.go.jp/personalinfo/3nengotominaoshi/

新聞等でも大きく取り上げられていたので、
見られた方も多いと思いますが、
何やら事故報告が緩和されるっぽい?

現在のルールでは不正アクセスによる個人情報の漏洩や、
病歴・犯罪歴などの要配慮情報の漏洩があった場合など、
いくつかの要件に該当する場合は、
本人に速やかに通知するとともに個人情報保護委員会に3~5日以内に報告する(速報)義務があります。

そのため、医療機関などは、
たった1件の誤交付でも保護委員会に報告が必要となっていて、
それが過度の負担になっているという意見も出てきているようです。


ppc2.pngppc3.png

まぁ、そうでしょうね。。。
医療機関での誤交付は割と起こり得る事故なので、
報告が大変なことは容易に想像がつきます。
(もちろん事故を0にするのが一番なんですけど・・・)

で、改正案の方向性としては、
その報告期限(速報)を緩和する方向性で検討しているようですね。

ppc4.png

気になるのは②です。
「例えば、体制・手順について認定個人情報保護団体などの第三者の確認を受けることを前提として、速報については、一定の範囲でこれを免除し」とあります。

んん??これはもしかしたら・・・
認定個人情報保護団体に加入しているPマーク事業者は免除されたりするのかな?
(加入していない事業者はどうなるんだろ?)
というのは、私の個人的な想像ですが、
今後の動向もチェックしていきたいと思います。

この改正案は、2025年の通常国会への提出を目指しているようで、
他にも色々と懲罰の話なども含まれているようなので、気になる方は読んでみてください!

2024/06/28   小塚 真紀子
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