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新入社員は日常的にSNSを使っている

そろそろ新入社員を迎えるにあたって、
受入れの準備を進めている企業も多いと思います。

入社時のセキュリティ教育研修で最近よく求められるのは、
SNSの利用に関するもの。
総務省が発表した「平成30年通信利用動向調査」によると、
20代では98.7%がインターネットを利用しており、
78.5%がSNSを利用しているという状況なので、
新入社員の世代ではSNSがすっかり日常生活の一部となっています。
インターネット利用状況.png
SNS.png
(総務省「平成30年通信利用動向調査」より抜粋)

SNSと言えば、
LINE、facebook、Instagram、Twitterなど様々なものがありますが、
近年よく問題となっているのが、
SNSの投稿が炎上して企業活動に影響を与えるというケース。

facebookは、40代~50代の利用者が多く、
実名が基本で、ビジネス目的の利用も多いため、
投稿内容には責任を持つという意識が高い様子が窺えます。

InstagramやTwitterについては、
10代~30代の若者の利用が多く、
匿名のアカウントや一人で複数のアカウントを持つこともあり、
投稿する内容によって使い分けたりしています。
また、仲間だけに公開する「裏アカウント」を持っていることも。
自分の写真を投稿することにもあまり抵抗もなく、
24時間で投稿が消える「ストーリー」機能で
タイムリーに今いる場所を発信することも…
それはそれは自由な世界が広がっています(それがSNSの魅力でもあり)。

プライベートはいいですが、
会社のことは発信してはいけません!!
と言うのはもちろんですが、
そもそも、「会社のこと」って何?という部分や、
「会社のこと」を発信しているつもりがなくても、
リスクとなる場合があることも伝えるとともに、
SNS利用ポリシーはしっかり決めておいた方がよいと思います。

<教育時のポイント>
・勤務時間中の私用スマホの取扱い
 (持ち込んでOKか?OKの場合も勤務時間中に使用しない、等)
・SNSのプロフィールに会社名を入れることをOKとするかどうか。
・プロフィールに会社名を入れていなくても、
 投稿内容や会社の建物・社内で撮影した写真で会社が特定できることもあるため、
 ・会社の不満や業績、機密情報、仕事の内容、取引先の情報等を発信することで、
  お客様にご迷惑がかかる可能性や事業に影響を及ぼすことがあること
 ・たとえ「裏アカウント」だとしても、
  「裏アカウント」で繋がっている人から広がる可能性もあること
 ・写真や動画についても写りこむ他の人にも配慮が必要なこと

どこで炎上するかわからないこのご時世。
当たり前のことかもしれませんが、
入社時の教育に含めることをお勧めします!

入社時の研修及び研修資料の作成等のご相談にも対応いたしますので、
お気軽にお問合せください。
http://plug-in01.com/contact/

2020/03/09   小塚 真紀子
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