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積水化学元社員による情報漏洩事件 有罪判決

またまた社員による情報漏洩事件です。

積水化学工業の機密情報を中国企業に漏洩したとして、
不正競争防止法違反罪に問われた元社員に対して、
懲役2年、執行猶予4年、罰金100万円の判決が下されました。

元社員は、スマホのタッチパネルに使われる「導電性微粒子」の製造工程に関する情報を
SNS(「リンクトイン」)を通じて接触のあった中国企業に漏らしたとのこと。
自分のUSBメモリーにコピーして、メールで中国企業側に送付したようなので、
それができる仕組みだったんでしょうね…

こういう事件は度々起こっていますが、
なかなかなくなりません。。

記憶に新しいのは、今年の1月にこのblogでも書いた
「ソフトバンク元社員による営業秘密情報の不正持ち出し」
 https://plug-in01.com/topics/archives/75

うーん‥‥-(‐ω‐;)ハァ・・

仕事柄いろいろな企業でセキュリティ体制を確認することがありますが、
最近改めて思うのは、
「社員がそんなことをするはずがない」と思っている会社が多いこと。

結果として漏洩事件が起きると、
取引先を含めた利害関係者に大きな被害をもたらす可能性があり、
何もしていない社員も不幸にしてしまう可能性があります。

もっと疑って!と言いたいわけではありませんが、
「会社の重要な資産は何か?や、漏洩した時の影響をしっかりと伝えること」
「重要な資産を守る仕組みがあること」

は、どんな規模の会社にとっても最低限必要なことだと思います。

「ルールを作って守らせること」
    = 「社員を疑っている」 という意思表示ではありません。

悪意があっても過失があっても、
できるだけ持ち出せない仕組みを作ることは、
身の潔白を証明することにもなりますし、
会社や社員を守ることにもなります。

他社の事故事例を参考に、同じ事件が起きないよう仕組みを見直してみましょう!
 

2021/09/20   小塚 真紀子
タグ:事故事例
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