またまたまた日本年金機構の事故です…
今回は委託先印刷会社のミスなので、年金機構も被害者ともいえますが…
かなり大きな事故が発生しました。
起こった事象としては、
年金振込通知書の宛名の方と中面の内容(「年金振込通知書の送付理由」、「年金の制度・種類」、「基礎年金番号・年金コード」など)が誤って印刷されていたもの。
つまり、違う方の情報が印刷されていたということ。
その数、975,065件!
<実際の版面(日本年金機構の公式HPからの抜粋)>
https://www.nenkin.go.jp/oshirase/taisetu/2021/202110/100602.html
年金機構は、「誤って印刷した別の方の個人名は印刷されていません。」と報告しており、
「記載されている情報だけで個人を特定することはできない」とか
「個人情報は流出していない」といった報道がされていますが、
「基礎年金番号」って、それだけで「個人識別符号」=「個人情報」ですよね??(・・;)
報道を見て、まずソコが気になりました。
また、印刷会社のミスということで、
今回印刷会社名も公表されていましたが、元印刷会社に勤めていた者として、
975,065件 もの広範囲にわたって宛名と中面がズレる?というのは不思議でしかない。。
圧着ハガキなので、宛名面と中面をプリンタで同時に印字したのでしょうが、
流し込むデータを間違えたのか??
なぜ気づけなかったのか??
個人的にとても気になります。
(サンメッセの公式HPより抜粋:https://www.sunmesse.co.jp/ir/news/file/20211007203625.pdf)
これらの通知物については、今回ミスをした印刷会社を含め
計9社に業務委託しているとのことです。
私がもし年金機構の管理者だとしたら、
今回の印刷会社はもちろんですが、
他の8社についてもすぐにチェック体制を確認すると思います。
委託元の管理者として、
納得できるチェック体制になっているか?は
確認しておく責任がありますよね。
しかし、印刷会社にとってはもっとも怖い事故です…
本当にゾクっとしました。