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改正電子帳簿保存法でペーパーレス化が進む?

2022年1月の改正電子帳簿保存法の施行が近づいてきましたね。
企業の管理部門の方々や青色申告をしている個人事業主の方などは、対応について検討を進めていることと思います。

もうかなり前からペーパーレス化に向けて
ゆっくりと進んでいるのは感じていましたが、
コロナでスピードが増した感じですね!

思えばコロナ禍で紙管理の文化がテレワークを阻害する場面が多々ありましたよね。
「会社に行かないと書類が見られない」とか
「ハンコ押すために出社」とか
無駄がいっぱい。

当社は、元々そんな管理はしていないので、
業務上は何の問題もなくテレワークを実施していましたが、
お客様の会社では、苦労している様子も見られました。

セキュリティの問題でデータ化できない( ;  ; )
という話もありますが・・・

それ、いつまで続けますか??
という感じですよね。

世の中が完全にデータ化の流れが進んでいるのに、
できない理由にこだわって止まっていると、
どんどん置いていかれてしまいます。

今回の改正電子帳簿保存法も、
まさにペーパーレス化を進めるための見直しとなっています。
国も積極的に進めているということですね。

電子帳簿保存法.png

※国税庁の資料より抜粋:
https://www.nta.go.jp/law/joho-zeikaishaku/sonota/jirei/pdf/0021005-038.pdf

上記の図の中にも記載されていますが、
以下のような対応が必要となります。

①電子的に作成した帳簿・書類 → 紙またはデータ保存
②紙で受領・作成した書類 → 紙またはデータ保存
③電子的に授受した取引情報(請求書・領収証等)→ データ保存(紙保存NG!)

③が問題です。
Amazonや楽天といったインターネット通販サイトでの取引や
取引先からメールで受け取った場合などが該当しまが、
これらは、データ保存のみが認められ、紙保存NG!とります。

しかもその保存方法も、単にフォルダに適当に保存すればOKというわけでなく、
検索可能(年月日や金額、取引先等)でなければならないといった要求もあり、
きちんとやり方を検討しておく必要があります。

え??
PDFで受け取った請求書を紙に印刷して保管してたのに、
今後はできないの??
じゃぁ、やっぱり請求書は紙で送ってもらおう!(③→②に変更)d(>_・ )

といった、ペーパレース化に逆行することを言わず、
前向きに検討しましょう♪

2021/10/27   小塚 真紀子
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