昨年8月ごろ、「四谷大塚」の元講師が、生徒の写真・動画、名前、住所などをSNSに投稿していた事件がありました。
小学生の女児を盗撮し、なんとその映像や児童の名前や住所、小学校、電話番号等の個人情報を、小児性愛者が集まるSNSグループで十数人と共有していたということで、これまでの漏えい事件とはレベルの違う衝撃を受けました。
すでに犯人は逮捕されていますが、
個人情報保護委員会の方からも行政指導が出たようです。
(https://www.ppc.go.jp/files/pdf/240229_houdou.pdf)
起こった事案について改めて見てみましょう。
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スマホで個人データを打ち込んで記録していたとのこと。
学校とか塾は、大量の児童の個人情報を取り扱っていますが、
一般企業と違って、スマホなどの規制もないところが多いでしょうし、
(子どもに対してはあったりするけど)
子どもたちの個人情報について割と自由に参照できる体制になっていると思います。
とはいえ、ほとんどの教育者の皆さんは、
当然業務に必要な範囲で取り扱っています。
今回の事件については、
教育者として、という以前に人として酷すぎる!!!!
・・・という点はありますが、
組織体制としても不備があったと指摘されています。
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「速報」「確報」の基準を大幅に超えています。
そもそも制度を把握していなかったのでしょうね。
そして、安全管理措置面としても、
個人データの取扱状況を確認していなかったとのこと。
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ちなみに、四谷大塚が事故直後に公表した対策はこちら。
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2.の採用時点で気づくというのは、
なかなか難しい気がしますよね・・・
今回たまたま意識の低い人を雇用してしまった。。。という認識ではなく、
そもそも、そういう人がいる可能性があることを想定して、
組織として「組織的対策」「物理的対策」「技術的対策」「人的対策」を取っていかないといけないと改めて感じます。
普通の人だって、悪いことしてしまう可能性もありますからね・・。