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Zoomの更新プログラムが公開されています!

緊急事態宣言も出され、ますますテレワークやWeb会議を取り入れる企業も増えていますが、
そんな中、利用者が1日利用2000万人から2億人に爆増したというWeb会議サービス「Zoom」で、
外部の「荒らし」が無断で会議に参加しアダルトや暴力的な画像を投稿するという
 「Zoombombing」が問題となっていました。

Zoomは、アカウントはホスト(招待者)が持っていればOK。
参加者は、通知URLをクリックするだけでアプリがインストールされ会議に参加可能。
という手軽さで、確かにとても使い勝手はよかったのですが、
最近では様々な脆弱性も報告されていました。

それに対して、4月3日に、更新プログラムが公開されました!
zoom2.png

https://www.ipa.go.jp/security/ciadr/vul/alert20200403.html
(IPAのHPより抜粋)

使っている方は、すぐに更新しましょう!
上のIPAのサイトから、ダウンロードできます。

更新すると、以下のように、画面の下の方に、セキュリティアイコンが追加されました!
このメニューで、セキュリティ上の設定(会議室のロック、待機室の有効化、参加者の削除など)
ができるようになり、わかりやすくなりました。
zoom写真.png
また、これまで、会議IDがタイトルツールバーに表示されていましたが、それもなくなりましたね。
会議IDが表示されていると、例えば参加者がZoomのスクリーンショットをSNSなどに投稿し、
Zoombombingに繋がるという問題が指摘されていたので、その対策ですね。

その他にも、オンライン会議の参加者はホスト(招待者)による手動の承認を得なければ
参加できないのがデフォルトになったり、セキュリティ対策が強化されています。

Zoomについては、一気に広がったため、いろいろと問題も指摘されていますが、
今でも日々修正されておりアップデートされています。
問題に対して迅速に対応されて、
こうやって一般ユーザにもわかりやすくUIも改善されるのはいいですよね。

ただし、世界各国(韓国教育部や台湾政府、英国国防省等)では、
Zoomの「禁止令」を下しているという状況も現実としてあります。
ハッキングの懸念があること、データが中国政府の手に渡る可能性(「チャイナリスク」)もあるとのことで、
重要な機密情報を取り扱う場合は、このリスクについても認識しておく必要があります。

なにはともあれ、使用している方は、
アップデートの案内が来たらすぐに対応しましょう!

2020/04/06   小塚 真紀子
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