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2023年度 JRCA講演会に参加しました♪

毎年開催されているJRCAの講演会に参加しました♪
「JRCA」は、マネジメントシステム審査員評価登録センターの略称で、ISO等の審査員の登録業務などを行っている組織です。
毎年、登録している審査員や内部監査員向けに講演会を開催しているのですが、最近は、オンラインで指定の期間(今回だと、2/16〜2/26)いつでも受講できるという形態をとっています。
申し込んだことすら忘れていましたが(笑)、
そういえば、ID/PWが送られてきていたはず!
と急に思い出して、慌てて参加しました。
(まだ開催中でよかった・・・)

今回のカリキュラムはこちら。

JRCA.png
案内PDF(https://www.jrca-jsa.or.jp/datas/media/10000/md_5864.pdf)


なかなか面白そうなテーマです。
特に「ヒューマンエラーの理解と対策の考え方」については、永遠の課題なのでぜひ聞きたい!と思っていました。

講師の河野さんは、元航空管制官で、自分が勤務中にヒヤリとした事故を経験してから、ヒューマンエラーについて研究を始めたという方。
医療安全、人間工学の専門家でもあり、医療事故や航空機事故などいろんな事例を交えてのお話はとても参考になりました。
「ヒューマンファクター工学」という学問があるんですよね。最近注目されています。

<印象に残ったことメモ>
◎科学的に深く分析されていないから事故が繰り返される。
◎人間は基本特性を持っていて、それを変えることは難しい。
◎「世の中に安全はない。リスクしかない。」ということを理解する。
 ※受け入れることのできないリスクがないこと=「安全」と言っているだけ。
  →可能な限りリスクのレベルを下げる努力しかない。
◎対策の基本
 ・エラー発生防止:①作業数を減らす、②発生確率を減らす
 ・エラー拡大防止:③早く発見する、④最小にするために備える
 →これをさらに細かくすると11段階の対策のポイントがある。
  行き当たりばったりではなく、この11段階の対策を実施する。
◎ダブルチェックは有効。3人、4人・・・とチェック者が増えるにつれて効果が弱くなる。

こうやって書いてみると当たり前のことなのかもしれませんが、何ごとも整理して考えてみることは大事だなと。
75分の講義は盛りだくさんの内容が含まれていてあっという間でした!

もう一つ「QMSの有効性に着目した内部監査の進め方と効果的な審査活動の方法」も聞いてみましたが、数ヶ月前にQMSの審査員研修を受けたばかりなので、こちらも復習のような感じで勉強になりました。

たくさんインプットしたので、これをちゃんと活用していかないと!ですね。

2024/02/20   小塚 真紀子
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